まつだです。
写真は「タマスダレ」だよ、とGoogleレンズが教えてくれました。
あってます?
30年以上前にお世話になった方から「インターネットが繋がらなくなった」と電話をいただき、ご自宅に訪問した話を書きました。
今度は10数年前から、時々設定などで自宅に伺っていた方から連絡をいただきました。
(ご本人の承諾を得て書いています)
視覚障害があり、画面を見ながらマウスでパソコンの操作ができないので、視覚障害者用の読み上げソフトを使ってパソコンを使います。
たった2行で書いていますが、かんたんではないですね。
画面を見ないでキーボードだけで操作しますが、画面に表示された文字はソフトが読み上げます。
(余分な話ですが、スマホには初めからこの機能が備わっているので、私は電子書籍を読み上げさせて、ウォーキング中や運転中に本を"聞いて"います)
主にされていることは、e-mailの送受信、備忘録やメモの入力。
買い物リストを入力・印刷してボランティアの方に渡されています。
また、インターネットの情報も読み上げ機能で聞かれます。
この作業をすべてキーボードのみで行います。
例えば、キーボードでパソコンのメニューを出して文書作成ソフトを起動して、タッチタイピングで文章入力。
Altキーでファイルメニューが選択できるので、下向きキー↓で名前をつけて保存を選択、ファイル名を入力してEnterキーで保存。
こんな流れです。
ファイルメニュー内には印刷もありますので、そのまま印刷命令も出せます。
これをスムーズにされます。
私もやってみるのですが、相当慣れないと難しいです。
また、Windowsのファイルとフォルダの階層構造がわかっていないとうまくいきませんね。
10数年前の最初の出会いも電話でした。
ご自分の状況を説明され、専用ソフトの設定がうまくできないので見てもらえないか、ということでした。
他の視覚障害の方に何度かパソコンの指導をしていたので、その方の紹介だったと思います。
当時、私も初めてのことで自信はありませんでしたが、ソフトウェア会社に電話したりしてなんとか設定ができたことを思い出します。
その後も不具合が出たり、パソコンの買い替え、無線LANやセキュリティーの設定などで何度か伺うようになりました。
今回はWindows7のマイクロソフトのサポート終了(2020年1月14日)に伴い、Windows10パソコンの購入と専用アプリケーションの設定、データ移行などなどのご依頼でした。
ただ、ご自宅に伺っていた頃の会社を私はすでに退職していましたので連絡の取りようがありません。
他にこのような作業を行う人も会社・お店も見つからず困られたようです。
離れた場所に住んでいる家族の方も含めて、色々と探しているうちに偶然が重なって、私の居場所がわかり連絡をしてこられました。
その後一度自宅に伺って打ち合わせ、そして専用アプリケーションを入れて、今日新しいパソコンを持って再訪。
細かい設定や旧パソコンからのデータ移行もすませ、無事使えるようになりました。
今日は2時間かかりましたが、最終的に喜んでいただけてまた少しでも役に立つことができて私もうれしいです。
今週もありがとうざいました。
来週また役に立って面白いことしましょう。
良い週末を。