休日。
この日の目的は弓ヶ浜半島の先、境港外港の北側突端。
ここから海の上に浮かぶ夜明けの伯耆大山を撮る予定。
まだ暗いうちから自宅を抜け出す。
境港の天気予報はひと言「晴れ」絶好の機会かもしれない。
弓ヶ浜半島を車で進むと濃霧。
視界は数十メートルほどで周りの車もノロノロ運転。
目的地にたどり着くも大山どころか空も海も何も見えない。
スマホで確認すると現地の天気はひと言「晴れ」
どこが。
それでも何枚かを撮影。
しばらく粘ったが朝の撮影は諦めて、伯耆町の「植田正治写真美術館」へ。
「【企画展】植田正治の春夏秋冬」を見終わるとちょうど昼。
昭和の写真を見て蕎麦を食べたくなったので、スマホに「近くの蕎麦屋」と聞いてみた。
車で数分の場所に「大山蕎麦 八郷の里」があるらしい。
すぐに向かうと古民家風蕎麦屋さんで雰囲気バリバリ。
「ご予約の方ですか?」と聞かれビビる。
「いや、予約はしてないので無理なら帰ります。」と小声で答える。
ちょうど窓側の席が空いたのでどうぞ、と案内された。
偶然だけどいい席に座れた。
オリジナルメニューの「漬け玉子めしセット」
旨い。
漬け玉ごめしも大山蕎麦も、うまい。
網戸越しにニャン太郎がこちらを見ている。
まだ子どもらしく、好奇心いっぱいの目で見つめられた。
空を見上げると快晴。
霧のち晴れの良い一日でした。