日本伝統工芸展を見た

穏やかな瀬戸内海

冬の宍道湖

 

現在、島根県立美術館では「第70回日本伝統工芸展」が12月25日(月)まで開催されています。

 

陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7つの部門において、人間国宝の作品をはじめ、受賞作品や地元山陰在住の作家による入選作品など、計270点が展示されています。

どれもが「本物」であり、その充実した内容には圧倒されます。

 

特に、地元倉吉市国造焼(こくぞうやき)の山本さんの陶芸作品は、NHK会長賞を受賞しており、私も興奮しました。(写真3枚め)

 

また、会場内では、日本工芸会総裁賞を受賞した「遥かに」と題された彫漆箱も展示されています。

私自身の好みにぴったりで、何度も会場内を行き来しながらその素晴らしさに感動しました。

作品は、瀬戸内海の波頭や煌めきを、白から青、そして紺色へと変化する美しいグラデーションで表現しており、掘り玉虫貝の粒や真珠などを巧みに使っています。

 

美術館のすぐ側の宍道湖もこの日は波立ち、冬の山陰の風情が感じられました。

展示会や周辺の自然と相まって、贅沢な時間を過ごすことができました。 

 

 

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