車窓を見ているだけの列車旅

夏の青春18切符&新型特急やくも&バスの旅 2

 

山陰本線伯耆大山駅で普通列車から「新型特急やくも」に乗り換え。

事前にネットで座席の位置を確認しながら購入した「チケットレス特急指定席券」をスマホの画面に表示したまま7号車に乗り込む。

さすが新型特急、揺れが少なくスムーズに進む。

今までと違う乗り心地だ。

 

それにしてもこの車両、誰も居ない。

 

「うん?貸し切り?」

と、半ば冗談でつぶやく。

 

他の号車をのぞいてみるとそこそこ席が埋まっている。

なぜに7号車だけ誰も居ない?

アタマに沢山の???を乗せていると車掌さんが登場。

 

「すいません、乗車券下さい」

「え?乗車券だけですか?」

車掌さんの帽子の上にも???が見える。

 

ネットでは「指定席特急券」は購入できるが、チケットレス乗車券は買えないのです。

ましてや無人駅から乗車したのだから車内で購入するしかない。

 

スマホの画面で指定席特急券を見せてようやく車掌さんも納得。

 

列車は伯備線を高梁川を右へ左へ見ながら南ヘ進む。

この路線は個性的な無人駅が多いので駅を通過する度に楽しめる。

 

そして黄色が特徴のクモハ115系の列車が多くなる。

列車旅は車窓を見ているだけで時間がすぐに経つ旅なのです。

 

山陽線を西に向かうため、最後まで貸切状態だったやくもとは倉敷駅でお別れ。

 

旅はまだ続く。

 

 

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